公害フェスタに参加しました！

5月28日（日）溝の口駅デッキで開催された「第23回　公害・環境・健康まちづくりフェスタ」（公害フェスタ）に参加してきました。毎年久地診療所では看護職が医療コーナーを担当させていただいています。
今年も血圧測定や体組成チェック、お身体の健康相談を行いました。日頃測定する機会があまりない体組成チェックでは内臓脂肪量にびっくりする男性が多かったです。

公害フェスタとは市内の約60団体が参加して、市民と一緒に平和で住みよいまちづくりを考えるイベントです。 川崎の街は工業都市として栄えてきましたが、その陰には大気汚染問題があり過去には「公害の都市」と呼ばれる時代もありました。多くの市民の方が喘息にかかり、お亡くなりになる方もいました。
大気汚染は過去の問題と思われがちですが、実は現在進行形です。川崎区に多かった喘息の患者さんですが、最近は主要幹線道路の自動車排ガスの影響も大きく、比較的緑が多く工場の少ない宮前区・多摩区・高津区でも増えています。久地診療所の診療圏なのでとても他人事ではありません。
自分たちが暮らす地域の環境に目を向けて、改善に向けた小さな努力をする事が未来の環境や健康を守ることに繋がると思います。日頃あまり環境問題を意識することは難しいですが、身近に環境汚染からの健康被害があることをあらためて感じた一日でした。

久地診療所にもお子様から大人の方まで喘息の患者さんが通院されています。喘息発作時の吸入や点滴などの処置も行っています。また、川崎市ではぜんそく患者医療費助成制度があります。申請方法のご相談などお気軽にスタッフまでお声かけください。

　　　　　　　

（看護師M.Y）