「No.13 メタボリックシンドローム判定と特定保健指導について」掲載しました。
2018/02/06
みなさん、こんにちは。
久地診療所では外来診療、健康診断、訪問診療の他に特定保健指導を実施しています。
メタボリックシンドロームという言葉は聞いたことがある方が多いと思いますが、ここで、特定保健指導について、簡単にご説明いたします。
メタボリックシンドローム判定と特定保健指導
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積により、脂質異常症や、糖尿病、高血圧症を合併する症候群のことを言います。「肥満」「脂質異常症」「高血糖」「高血圧」の危険因子を3つ以上合併した場合、まったく持たない人に比べて心臓病や脳卒中を発症する危険性が高くなります。
メタボリックシンドロームに該当しているかどうかは、腹囲、脂質(中性脂肪・HDLコレステロール)、血圧、血糖値(またはHbA1C)で判定されます。(下図)メタボリックシンドロームと判定された方で、BMI(身長と体重のバランス)が高い方、喫煙している方に対して、生活習慣を改善し心臓病や尿卒中などの病気になるのを予防する取り組みが「特定保健指導」です。
次に特定保健指導の対象になられた方へのお申し込みのご案内をします。
特定保健指導の対象になられた
【積極的支援レベル】または【動機づけ支援レベル】のみなさんへ
特定保健指導お申し込みのご案内
1、健康診断後、同封の「特定健康診査受診結果通知表」裏面をご覧ください。
特定保健指導 階層化結果:【積極的支援レベル】または【動機づけ支援レベル】と記載されている方は、保健指導の対象者です。
*糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール、高中性脂肪症)の内服治療をしている方は対象になりません。
*健診受診後、治療を始めた方、ご加入の健康保険に変更があった方は、保健指導対象外となります。
2、保健指導の期間、内容
◎実施期間
・6か月間に食事や運動、禁煙など、生活習慣の改善に取り組んでいただきます。
・費用は無料です。
◎内容
・初回保健指導:1か月目(積極的支援&動機づけ支援)(60~90分程度):身体測定(体脂肪や腹囲等)、血圧測定、生活習慣チェック~食生活や運動、喫煙などの生活習慣を見直し、6か月後の目標を立てていただきます。
目標は、一人ひとり自分の言葉でかまいません。“ズボンのベルトの穴を2サイズ小さくしたい”“数年前に買ったあの洋服がもう一度着たい” 具体的に、“5kg痩せたい”“腹囲を3cm減らしたい”など、なんでもかまいません。
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※積極的支援対象の方は、月に1回電話で食事や運動についての状況をお伺いします。
・中間保健指導:3か月目(積極的支援のみ)(30分程度)初回同様な内容
・無料血液検査:5か月目(積極的支援のみ)
・最終保健指導:6か月目(積極的支援&動機づけ支援)(30分程度)6か月間の取り組みを振り返ります。
◎指導の例
◆ 食生活編 ◆
◆ 運動編 ◆
目標を6か月後に達成できなかったらどうしよう?と、一歩ふみだせない方・・・ご安心ください。気軽な気持ちでお申込みいただいてOKです。一緒にがんばってみませんか? ご連絡お待ちしています。
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◎特定保健指導の日時については、お電話でご相談の上決定させていただいております
お問合せ、お申込みは、平日の午後にご連絡ください。
当院や川崎医療生協以外で健診を受けられた方も、健保により、特定保健指導を受けることは可能ですので是非お問合せ下さい。
看護師 H.M