「No.6 禁煙外来のご案内 ~『やめたくてもやめられない』のお手伝い~」掲載しました。
2017/10/13
身体にとって、百害あって一利なしといわれているのがタバコです。
タバコには200種類以上の有害物質が含まれ、喫煙するとがんや心筋梗塞・脳卒中のリスクが上がります。また、喫煙者ご自身の健康のみならず、受動喫煙により一緒に暮らすご家族の健康にも影響がでます。最近では見ず知らずの人の残したタバコ臭に含まれる有害物質からの健康被害(サードハンドスモーク)も問題となっています。
こんなお話をすると、喫煙者の方からは
“身体に悪いことは知ってるよ。でもやめたくてもやめられないんだよ”
といわれてしまいそうですね。
このような、やめたくてもやめられない喫煙習慣のことをニコチン依存症といいます。やめられないのはご自身の意思が弱いからではなく、ニコチンの依存症であるからです。
ニコチン依存症は治療が必要な病気とされています。
お薬を使って禁煙時のツライ離脱症状を抑えることができます。また、定期的に医師のカウンセリングを受けられ、看護師とも相談ができます。
当診療所の禁煙治療成功率は78.6%(H24年度調べ)です。全国平均より少しだけ高い結果です。この結果は、全5回の禁煙治療に最後まで通院される方が、全国平均よりやや多いからだと思われます。最後まできちんと治療に通われる方ほど、生涯にわたる禁煙成功率が高まるといわれています。ぜひ、最後まで治療のお手伝いをさせていただきたいと思います。
禁煙を成功された患者さんからは、沢山の嬉しいお言葉を頂きました。
一部をご紹介します。
“タバコを吸うための場所をいつも探していた。その苦痛が無くなった”
“家族と食事をする場所を喫煙可能かで探していた。今は家族で好きなものを食べられるようになった”
“妻から家の中の匂いが変わった。部屋もきれいになったと言われ、とても嬉しい”
“駅の階段を上がるのが楽になった!”
“タバコを吸うためだけに1日何回もカフェに行っていた。無駄な出費が減った”
ぜひ、この機会に禁煙に挑戦されてみませんか?
また、喫煙されているご家族に禁煙を勧めてみませんか?
禁煙や治療に関するお問い合わせなどお気軽にスタッフまでお声かけください。
保健師 M・Y